出展の目的
自然と触れ合う機会が少なくなった昭和50〜60年代以降に生まれた世代は、「命」に対する感性が低下していると言われています。近年「生物多様性」や「特定外来生物」という言葉を日常生活の中でも耳にするようになりましたが、十分に理解されている状況には至っていないのが実情です。
本企画は、文字や映像による情報ではなく本物の生体を展示し、大型哺乳類については、剥製を展示し、大きさや質感が伝わる展示を試みています。また、ディベート形式によるプレゼンテーションにより、「外来生物は駆除すべきである。是か非か?」を考え、外来生物についての理解をさらに深めます。
こうした内容は、冊子にまとめて当日配布することにより、2日間の展示開催期間を超えて、議論が深まることを期待しています。
各地で活動している参加団体等との人的交流を図ることにより、横断的な活動の輪を広げること、来館者に生物多様性の保全に向けた自発的行動を促し、参加団体等の事業目的に共感し、活動に参加する契機とすることを目的としています。
出展の概要
カミツキガメがやって来る!
資源の乏しい我が国の生活や産業は、外国の生物や自然からの恵みにより支えられてきました。同時に外国からの生物は、我が国固有の自然や生活、産業に大きな影響を与えています。
本企画では、外来生物の移入の歴史的・社会的背景と現状を紹介した「パネル展示」、特定外来生物の生きた実物の「生体展示」、大型哺乳類の「剥製展示」を行います。
また、セッションでは、「ディベート:外来生物は駆除すべきである。是か非か?」を行います。
また、展示内容を掲載した「自然との共生・外来生物を考える」を発行します。
配布資料 「自然との共生・外来生物を考える」 PDF版(10.1MB)
展示:日本科学未来館 1階 番号029
生活・産業と外来生物 〜自然共生社会を考える〜
平成26年11月8日(土) 10:00−17:00
平成26年11月9日(日) 10:00−17:00 案内のPDFはこちら
セッション:日本科学未来館 7階 会議室1 番号075
ディベート:外来生物は、全て駆除すべきである。是か非か?
平成26年11月8日(土) 13:00−14:30 案内のPDFはこちら
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