資源の乏しい我が国の生活や産業は、外国の生物や自然からの恵みにより支えられてきた。同時に外国の生物・外来種は、我が国固有の生物・在来種をはじめ生活、産業に被害をもたらしている。また、同じ在来種でも地域により遺伝的形質が異なり、近年、在来種による生態系・生物多様性への影響について関心が持たれるようになっている。本企画は、生物多様性を軸として、特定外来生物、地域性在来植物、遺伝子撹乱、遺伝子技術の有効利用等をテーマとし、パネルや生体、剥製等の展示により、各テーマの情報を提供する。また、解説員との対話やクイズによる生物多様性に関する理解の深化と各地の活動している団体を紹介し、情報と人的ネットワークの形成を図る。
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