日本は、地理的な条件から火山噴火、地震、台風などによる自然災害が多い国であり、人智の及ばぬこうした自然の力の前で、日本人は、昔から自然を敬い、自然に畏敬の念をいだき、自然の摂理に従いながら、豊かな自然の恵みを受ける生活をしてきました。
しかし、明治維新以降の文明開化のかけ声のもと、西洋的な生活様式の普及と科学技術のめざましい進歩により、「自然は人間の力により管理・支配できるものである」という価値観が浸透し、いつしか「自然と共生して生活する生き方」を忘れてしまいました。
東日本大震災をはじめ、これまでの自然災害の経験から、「日本に合った自然との付き合い方」をもう一度考え直し、「街づくりと防災」について考えたいと思います。
持続可能な社会とは、自然の脅威と恩恵を共に受け入れる自然共生社会であり、有限な自然資源を適正に利用する循環型社会であり、再生可能なエネルギーを活用した低炭素社会であるということができます。
本企画は、主催団体である一般社団 生物多様性保全協会が自然の視点から、また、協力団体である一般社団法人 カーボンマネジメント・アカデミーが省エネと3Rの視点から、そして共催団体である公益社団法人 日本技術士会 環境部会が全体を総括して、「自然と共生した街づくりと防災」について考えます。
『自然と共生した街づくりと防災』 PDF 911KB
<企画団体>
主催 一般社団法人 生物多様性保全協会
共催 公益社団法人 日本技術士会 環境部会
協力 一般社団法人 カーボンマネジメント・アカデミー |